木目調サイディングと縦張りの注意点
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自然素材にこだわり自宅の外壁に温もりと高級感を求める方におすすめできる外壁材が、木目調サイディングです。
このサイディングは木材の美しい木目模様を表現し、さまざまなデザインの中から選べるため、街並みや自宅のテイストに合わせやすいというメリットがあります。
そんな木目調サイディングには木質系と窯業系の二種類があるため、それぞれの種類と縦張りの注意点について見ていきましょう。
□木目調サイディングとは
1:木質系サイディング
木目系サイディングは本物の木材を使用しており、自然な風合いと温かみを持っていますり
高級感のある仕上がりと経年変化を楽しめる点が魅力です。
しかし、コストが高く、メンテナンスが定期的に必要になるというデメリットがあります。
2:窯業系サイディング
窯業系サイディングは、セメントと木質系の成分を混合して製造され、本物の木材のような見た目を実現しつつ、コストを抑えられます。
耐震性や耐火性にも優れており、メンテナンスの頻度を減らせる利点がある一方、本物の木材の質感には劣るケースも考えられます。
□木目調サイディングと縦張りの注意点
縦張りサイディングは見た目にスタイリッシュな印象を与えられます。
しかし、施工方法によっては性能面での影響やメンテナンスの観点から考えなければならないポイント、注意点などが存在することは意識しておくと良いでしょう。
中でも縦張りは水の浸入リスクが高まる可能性があるため、そのリスクをカバーするために防水性に優れた材料を選んだり、正確な施工が求められたりします。
また、施工時には胴縁の配置方法が重要となるでしょう。
縦張りの場合は胴縁を横に配置しなければなりません。
こういった事情からサイディング裏の通気や防水処理に影響を及ぼすため、当社のような専門家に相談しながら適切な方法を選ぶようにしましょう。
木目調サイディングを縦張りにする場合の注意点として、もう一点あります。
木目調サイディングは亀裂が発生しやすく、結果として水の浸入リスクを高める可能性があります。
横張りに比べて浸水の心配が増えるため、デザインと機能性のバランスを考えた上で、選択するべきです。
◻︎まとめ
総合的に、木目調サイディングは自然の温もりと高級感を家の外観に加える魅力的な選択肢です。
しかし、素材の種類や施工方法によってメリット・デメリットが異なるため、自身のニーズに合った適切な選択を行うことが重要です。