住まいの外壁は、家全体の美観を左右するだけでなく、耐久性やメンテナンスのコストにも大きな影響を与えます。
長期的なコストを重視する実用主義者にとって、メンテナンスフリーと謳う外壁素材は魅力的な選択肢となるはずです。

今回はメンテナンスフリーとは何か、その実態はどうなのかを深掘りしていきましょう。

□メンテナンスフリー外壁は存在する？

まず、メンテナンスフリーの外壁は存在するのかについて見ていきましょう。

1:メンテナンスフリーの実態

外壁のメンテナンスフリーという言葉はよく使われているものの、これには明確な定義はありません。
一般的には、修繕の必要が従来より少ない素材や工法を指します。

しかし、これは完全にメンテナンスが不要という訳ではありません。

2:外壁メンテナンスの重要性

しかし、メンテナンスを最小限に抑えることはできます。
外壁は日々の風雨や紫外線にさらされています。
これらの影響を最小限に抑えて修繕時期を延ばすことで、住宅のランニングコスト削減に繋がるでしょう。

□メンテナンスフリーに近い外壁素材とは

完全なメンテナンスフリーこそないものの、メンテナンスフリーに近い外壁素材は存在します。
今回はそれらの中から、2つを厳選してご紹介します。

＊タイルの特徴とメリット

タイルは、高温で焼かれた粘土や石を用いた外壁素材です。
これはサイディングやモルタルと比べて非常に高耐久であり、寿命が長いだけでなく、汚れや水にも強い特徴があります。
これらの点から、タイルはメンテナンスフリーに最も近い外壁素材と言えるでしょう。

ただし、定期的な目地の補修は必要なため、やはり完全なメンテナンスフリーではないことには注意が必要ですよ。

＊樹脂系サイディングの特徴とメリット

続いてご紹介するのが、樹脂系サイディングです。
樹脂系サイディングは塩化ビニル樹脂で作られた外壁素材であり、耐久性に優れる上、タイルに比べて費用が安く済む外壁素材です。

樹脂系サイディングは、タイルよりも経済的でありながら、高耐久な素材を求める方におすすめですよ。

□まとめ

今回はメンテナンスフリーとされる外壁素材の実態と、メンテナンスフリーに近い外壁素材について掘り下げました。
メンテナンスフリーという言葉に惑わされることなく、各素材の特徴を理解し、自宅の構造や予算に合った外壁素材を選びましょう。

メンテナンスフリーは完全にメンテナンスが不要という訳ではありませんが、メンテナンスフリーに近い外壁素材は存在するので、今回ご紹介した情報を参考に快適な暮らしを実現してくださいね。